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不動産ブログvol.17「相続トラブル?」

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相続トラブル?



当社創業してすぐの頃、パートさんの友人からいただいた相談です。

「新宿区の一戸建てに父親と、自分の家族と同居している。
(別居の弟家族有)

先日母親が亡くなり、葬儀を行ったが、その席に見知らぬ男女が現れて『あなたたちの異母兄弟だが、自分たちにも遺産があるはずだ。』と言われ大変驚いた。

父親に聞いたところ前妻との間の子であるとのこと。(おとーさん早く言ってよー(^^)/)この時は母親の葬儀であったため、異母兄弟の取り分は無かったが、彼らへの遺産分割はしたくないので、なにか良い方法はありませんかぁ?」
 ⇒ 早速作戦会議。(1人でね)

異母兄弟がフライングしてくれたおかげで対策する余裕ができました。(相続対策は父親が亡くなってからできることはありませんが、元気な間なら、いろいろあるものです。)

早速、お父さまに「土地と建物は2分の1ずつ相談者と弟に相続させる。」という内容で遺言書を書いてもらい、公証人役場で保管してもらいました。これだけ。

数年後、父親が亡くなったため、遺産相続が発生しました。遺言書に従って、土地と建物を売却して、異母兄弟に通知

「私たちも知らなかったのですが(^^)/、こんな遺言書が出てきましたので、あなた達への遺産はありませんよ。」

これで相手があきらめてくれれば、相続なしです。が、現在の法律では異母兄弟の取り分をゼロにすることはできません。彼らにも遺留分(法定相続分の2分の1)という取り分が残ります。

彼らはそのことに気が付いて、正式に「遺留分減殺請求」を行ってきたため、遺留分を支払いましたが、法定相続分約5000万円を遺留分2500万円まで圧縮することが出来たため、とても喜ばれました。(^^)/

当社は不動産会社ですが、お金や相続に関する相談も行っています。お困りごとがあれば、是非ご相談ください!

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