不動産ブログvol.46「登記簿調査!」
登記簿調査!
ドラマほどではありませんが、家売るためなら、不動産屋はいろんなことを調べます。
不動産の売却(購入でも)を依頼された場合、一番最初に調べるのは何といっても、登記簿ですね。
建物登記事項証明書とか土地登記事項証明書と言って対象物件の住所さえわかれば、誰でも法務局に行って入手できます。
不動産業者は法務局のインターネット手続きで入手することが多いと思います。
インターネットで入手した証明書には登記官の印がありませんが、最新情報は確認できるので、とっても便利なんです。
で、この登記事項証明書いろんなことが分かります。
3600万円の中古マンションの購入を検討しているお客さま。
「このマンションの持ち主はどんな
人なの?」
「東京都豊島区西巣鴨のこころエス
テートという不動産業者みたいで
すね。」
「このマンション私が買うと何人目
の入居者になるの?」
「平成3年の新築時に購入した方が
平成12年に二人目の方に売却し
て、令和4年に不動産業者が購入
してリノベーションして販売して
るので、お客さまが購入すると三
人目の入居者になりますね。」
「令和4年に売主の不動産屋さんは
いくらで購入したのかしら?」
「購入時に3400万円で抵当権つ
けられていますね。リノベーショ
ンで500万円位かかりますか
ら、2900万円位で購入したの
では?」(業者の利益は200万
円程度ですが、リノベーションの
費用次第で少し変わってきま
す。)
ざっくりですけど、こんなところまで推測はできます。
「えっ!そんなことまでわかる
の?」
「推測も混ざっていますけど、結構
細かく、登記簿に記載してありま
すので、、、」
そうなんです、登記簿一つでかなりのことが分かるのです。
普段あまり登記簿見てない方は、なじみが薄いと思いますが、毎日登記簿みている不動産業者だったら、ほとんどの担当者は、これくらいは読み取ることができるはずです。
購入するお客さまは、高いお金払って物件購入するのですから、変なもの掴まされないように、しっかり調査するのは不動産業者としては当然ですよね。(^^)/